内性外形一致の原則の講座で、自分の心(内性)と言動(外形)が人生を創っていくことを学びました。
そして、
人生を創っていく「内性」の中で、特に大切な内容は、
「人生のビジョン」「人生観」「価値観」ということを説明しています。
CEAF(セーフ)サイクルを覚えていますか?
ちょっと復習しますね。
人生の循環図【CEAF(セーフ)サイクル】の基本図
現実 → 認識
↑ ↓
行動 ← 感情
※CEAFサイクル:国際サイクルマップ協会 サイクルマップ講座より引用
現実:今の状況・出来事
認識:現実をどうとらえるか、どう解釈するか?
感情:認識によって感情はかわってくる。
行動:感情によって行動が違ってくる
未来の現実:行動によって現実が違ってくる
この人生の循環が、人生を創っていきます。
好循環であれば、人生はより良くなっていくでしょう。
悪循環であれば、人生は厳しくなっていくでしょう。
人生はすべてこのサイクルの中で動いています。
現実を決定つけるのは、実際の行動です。
その行動を決めているのが、認識です。
物事に対して、どのようにとらえるのか、認識し解釈して、そして選択し、決断し、行動していきます。
その認識・解釈の方向性を決めているのが、感情(気持ち)であり、「人生のビジョン」「価値観」です。
感情(気持ち)や「価値観」が物事を認識する時の判断基準となります。
CEAFサイクルの流れからだと、認識の後に感情がくるのですが、その感情が認識に影響をあたえる、認識の方向性を決める・・・
ちょっと???ですよね。
このことは後の講座で説明します。
今回は、認識に影響をあたえているもう一つの要素、
「人生のビジョン」「価値観」について説明します。
「人生のビジョン」「人生の目的」は、明確になっている人もいれば、あまり気にしたこともない、という方もいらっしゃると思います。
人生のビジョンが明確な人、人生の目標、目的が明確な人は、そのビジョン・目標・目的を基準にして、出来事などの解釈・認識をしていきます。そして、「価値観」にも影響を与えていきます。
わかりやすい例でいえば、革命家。国を変える、武力をもってしても革命することが、世の中の為になると信じていて、信念としている。
この人の場合、すべての価値基準が「革命を成功させる」ことになります。
ですから、「革命を成功させる」ことにプラスとなることは良いことであり、マイナスになることは、悪い事、という判断基準となります。
革命に反対している人がいるとしましょう。
「革命を成功させる」ことを絶対基準としている人は、この人を許すことはできません。「敵」として接します。
ここには対立しかありません。
その人と仲良くなれることは、まずありません。
ともすれば、過激な行動をとってしまうこともあるでしょう。
革命を成功させるための行動は「良いこと」という判断基準は、ともすれば、極端な行動にまで発展します。
自爆テロもその一つです。
その人が信じている思想・価値観がわからなければ、その行為を全く理解できません。
極端な例ですが、このように人は「価値観」を基準として、解釈・決断・行動をしているのです。
人間関係での対立や争いも、価値観の違いから起こることがあります。
国と国との争いもそうです。
お互いの価値観が理解できないから、争いに発展してしまうことが多いのです。
では、争いを無くすためにはすべての人が価値観を同じにすればいいのでしょうか?
それは無理です。すべての人が、全く同じ価値観を持つことは不可能です。
人には個性がありますから、その個性の違いによって、もちろん価値観も変わってきます。価値観が違うからこそ、多様性があり、人生も世の中も楽しくなってくるのです。
価値観は人それぞれですが、それとは別に、すべての人に共通する普遍的な価値観があります。
それが「原則的価値観」です。
「原則的価値観」は全ての人が共有すべきものです。
人生のビジョン、目標も、人それぞれです。
ですが、価値観と同じように、すべての人に共通する普遍的な人生の目的があります。
それが「人生の本質目的」です。
では、すべての人に共通する普遍的な「原則的価値観」「人生の本質目的」とはなんでしょうか?
ハッキリと言えることは、「原則的価値観」「人生の本質目的」は人生を笑顔にする!
ということです。
具体的な内容をはっきりさせるためにも、まずは、人生を不幸にしてしまう「心の悪い癖」について次回は説明していきたいと思います。