人間の持つ偉大な力に「自由意思」と「創造力」があります。
この２つの力は人生を創っていく力となります。
自由意思とは「自らの責任において決定する意思」をいいます。
別の表現をすれば「選べる自由を持っている」ということです。
自由に選び、自由に決めることができる、そういう力を持っている。
ということです。
でも、人生においては不自由に感じることはいっぱいありますよね。
自由だと言われても、自由だと思えない。
確かに、自分の力では変えることができないことはたくさんあります。
●日本人に生まれたこと。
●自分の産みの親
●生まれた時の環境、育った環境
●会社の上司・部下・同僚
●生年月日
●血液型
●親の職業
●過去の出来事
など・・・・
変えられないことは、確かにたくさんあります。
でも、自分の自由になることもたくさんあります。
たとえば、
コンビニでパンを買うとしても、何のパンを買うかは自由に選べます。
テレビを見る時、どのチャンネルを見るかも、自由です。
あと、出来事に対してのとらえ方も自由です。
走っていてこけてしまって、手を怪我したとします。
ついてない！と愚痴をこぼすか、
顔からいかなくて良かった！とつぶやくか、それも自由です。
出来事の解釈も自由に選べます。
上司は変えられないかもしれませんが、
上司との付き合い方は自分で選べます。
サラリーマンであれば、担当の仕事を選べないかもしれませんが、
その仕事への取り組み方は選ぶことができます。
「自分は選んでいない。選べない。」という方がいらっしゃったら、
それも選んでいるんです。
「選ばない」ということを選んでいるんです。
「決められない」「できない」ということも、
「決めない」「しない」ということを、実は、自分で選んでいるんです。
出来事に対する自分の反応も選ぶことができます。
いきなりムカっとくるような事を相手が言ってきたとします。
それに対して、怒ることもできれば、無視することもできます。
穏やかな対応をすることもできます。
どちらの行動をするかは、実は選ぶことができます。
現実では、
習慣となっている考え方や行動を、何も考えずに、反応的にしてしまいますが・・・。
自由意思の力を持っていながら、それを使わずに生活している場合が多いのです。
もったいない話です。
もう一つの力
それは「創造力」です。
この力は偉大です。
まさに「創造」する力です。
新しいものを作ってしまう力です。
いろんなアイディアを出せるのも創造力を持っているからです。
この創造力は、人生の出来事の解釈にも役立ちます。
たとえば、急に会社でリストラになったとします。
「もうダメだ」と嘆くこともできますが、
創造力を使って、
「いい機会かもしれない。ある意味生活の為にしていた仕事だから、
これを機会に、本当にやりたいことをやってみるか？
退職金はもらえるんだし、しばらくは余裕はある。
これは、チャンスかもしれない」
と、前向きにとらえることもできます。
どのように考えるか、どのようにとらえるか、
それを自分の自由に創ることができる能力が、創造力です。
トラブルに巻き込まれたとして、どう対処するか、その対処法を考え出せるのも、創造力があるからです。
「自由意思」と「創造力」を発揮することが、
人生を豊かに笑顔にしていく大切なポイントとなってきます。
今日は「自由意思」と「創造力」という人間がもっている偉大な力を紹介しました。
「自由意思」と「創造力」については、これからの講座を学んでいく中で、
より理解が深まってくるかと思います。
今は、まだ、よくわからなくても、大丈夫です。
「自由意思」「創造力」という力がある、ということだけ理解していただければ十分です。