2025年(令和七年)の羅針盤
今までの流れに決着をつける年
今年は、大阪にて「2025年日本国際博覧会」が開催されます。
大阪万博は世界中の注目を浴びるイベントであり、参加者や観光客だけでなく、地域や国の発展にもポジティブな影響をもたらすことが期待されています。
さて、 2024年より新たな時代に入っており、今後予測される内容は次のようになります。
★九運期 (2024年~2043年) からみるこれからの20年
女性の時代が到来し、女性のリーダーシップがさらに強調され、政治やビジネス、文化の各分野で女性の影響力が増大するでしょう。
女性の権利やジェンダー平等の進展が加速し、社会的な変革が起こる可能性があります。
エネルギー問題で持続可能なエネルギー源への移行が急務となり、 再生可能エネルギーの開発や普及が進むでしょう。
環境問題への意識が高まり、企業や個人がエコフレンドリーな選択を増やすことで、エネルギー消費の効率化が図られるでしょう。
スピリチュアルなことで、人々の内面への関心が高まり、自己啓発やメンタルヘルスの重要性が認識されるようになります。
瞑想やヨガ、ヒーリングなど、スピリチュアルな実践が広まり、精神的な豊かさを追求する動きが見られるでしょう。
エンターテイメント関連に関しては、デジタルエンターテイメントの進化が続き、バーチャルリアリティ(VR) や拡張現実(AR) 技術を活用した新しい体験が増えるでしょう。
映画や音楽、ゲームなどのコンテンツがますますインタラクティブになり、個々のユーザーに合わせたパーソナライズド体験が提供されるようになります。
★干支から見る今年の運気
今年の干支は乙巳(いっし)となります。
今年は重大な変革の動きが起きる年といえるでしょう。
2023年(癸卯) は物事の筋道をつけることを表し、2024 年(甲辰)新しい芽生えの苦悩を表しており、2025年(乙巳)はこれまでの出来事に対して決着をつける年となります。
この3年間は、新時代に向けての3年間となり、この年の舵取りを間違えると良くありません。
かつての乙巳(いっし)の年がどのような年であったか想起してみたいと思います。
日本の歴史の中で645年(乙巳)に大化の改新というものがありました。
この改革は、中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌足(藤原鎌足)を中心に実施され、日本の中央集権化と律令制度の確立に大きな影響を与えました。
飛鳥時代の日本では、豪族たちが大きな権力を持ち、国家の統治は分権的でした。
それゆえに蘇我氏は強大な権力を握っており、政治を実質的に支配していました。
しかし、権力集中と豪族による統治は国家の安定と発展を妨げていました。
大化の改新は、日本の中央集権国家の形成に大きな影響を与えました。
これにより、天皇を中心とした統治体制が確立され、後の律令国家の基礎が築かれました。
また、1185年 (乙巳)に源義経が平氏を壇ノ浦 (現在の山口県)で打ち破り、平氏は滅亡。平清盛の孫、安徳天皇が入水するなど、平氏一門は壊滅しました。
源平合戦の結果、 源氏が勝利し、源頼朝は鎌倉に幕府を開きました。
これにより、 日本の政治の中心は京都から鎌倉へ移り、武士による政権が確立されました。
鎌倉幕府の成立は日本の中世社会の始まりを意味し、その後の日本の歴史に大きな影響を与えています。
1605年 (乙巳) に徳川家康が隠居の決断をしております。
家康は将軍職を早い段階で息子の徳川秀忠に譲ることを決意しました。
1605年 (乙巳)、家康は正式に隠居し、秀忠が第二代将軍に就任ししております。
1905年(乙巳)に乙巳保護条約(いっしほごじょうやく) が日本と韓国の間で締結され、これにより韓国は日本の保護国となりました。
この条約は第二次日韓協約とも呼ばれ、韓国の外交権を日本に移譲させる内容を含んでいました。
また、この年は日露戦争を終結させるために、アメリカのニューハンプシャー州ポ ーツマスでポーツマス条約が締結されています。
このようなことから乙巳の年は、これまでの出来事に対して決着をつける年なので、消極的で決断力に欠ける古い方法やその場しのぎの対応に頼る行動をするのではなく、
勇気をもって行動し未来を拓いていかなければなりません。
全体として、2025年は変革と成長の年となり、社会全体がより調和を求め、個々の人々が自分自身や環境とのつながりを深める年となるでしょう。
★産業の盛衰
今年は、巳年ということもあり人々の財布の紐が緩み、投資しようとする心が働くようになります。
2025年の乙巳 (いっし) の巳(み) は五行では、「火」となります。
「火」の五行の象意は 「エネルギー、景気、金融、マスコミ、芸能」とあるように、「景気」をつかさどる五行なのです。
投資のチャンスともいえるでしょう。
したがって、景気としては上向くというように考えていいでしょう。
かつて60年前の1965 (乙巳)年11月から1970 (庚戌)年7月までの57か月間続いた戦後最長の高度経済成長時代の好景気が「いざなぎ景気」と言われました。
産業を「木・火・土・金・水」の五行に分類して各産業の盛衰を次のように予測しております。
木の産業とは林業、家具、服飾、繊維、製紙、メディア、新聞や雑誌、環境保護産業です。
競争は激しくなるものの、動きは出てくる産業です。
火の産業とは金融、娯楽、発電、電気、電化製品、エネルギー、石油やガス産業をいいます。
設備などへの投資が必要となり、競争が激しくなりそうです。
土の産業は不動産や住宅、建設、石炭、保険、ホテル産業を表します。
マイナス的要素が強く厳しい面が出てきそうです。
一方で投資が必要な状況が出てきそうです。
金の産業にはハイテク、コンピューター、銀行、エンジニア、スキンケアなど の産業が入ります。
これらの業種は、利益を生むことのできる産業ですが、マイナス面も出てきそうなので注意が必要な時です。
水の産業とは運送、輸送、コミュニケーション、飲料、水産などの産業です。
動きは活発になり利益は期待できそうです。
★改築はこの方位に注意
今年は、北東に五黄の星が回座しているため、北東の方位の改築などは避けた方がいいでしょう。
どうしても、北東の方角で工事をやらないといけない場合は、風鈴をかけて改善策を取ってください。
財運アップのためのサンキャッチャーなどは東に設置するといいでしょう。
また、動くものを設置してもいいでしょう。
※サンキャッチャーとは?
人は太陽の光を浴びると「セロトニン」という幸せホルモンが増加するといわれます。
この陽の気をもつ光のパワーを室内に取り込むことができるのがサンキャッチャーです。
多面体のガラスの表面に光を反射させ、そのプリズム効果で室内に虹色模様を生み出すので、
見ているだけで幸せな気分になれます。